不老・長寿を目指す食生活10ヶ条
「ごはん食」にも配慮した「食生活指針」
平成12(2000)年、「健康日本21計画」が発足した同じ年に閣議決定された「食生活指針」は、国民が日々の生活の中で「何をどれだけ、どのように食べたらよいのか」、具体的に実践できる目標として新たに策定されたものです。
これまで戦後の栄養教育が欧米崇拝に傾いていた部分をやや修正する方向で、日本人の長寿を支えた「ごはん食」文化の側面にも若干は配慮しながらまとめられています。
ふだんからの健康維持・増進をはかるために、あるいは病気や体調の回復を目的にしてサプリメントをとる場合も、基本はあくまでも正しい食生活にあります。
これには末尾に「文部省決定、厚生省決定、農林水産省決定」との注釈がついており、いささか八方美人的なまとめ方になっているきらいはありますが、この実践項目の中には毎日の食生活に生かしたい内容が多く含まれています。
小さな実践項目を食生活にうまく生かす
(1)食事を楽しむ
☆こころとからだにおいしい食事を味わって食べる。
☆毎日の食事で、健康寿命をのばす。
☆家族の団欒や、人との交流を大切にする。
☆食事づくりに参加する。
(2)一目の食事のリズムから、健やかな生活リズムをつくる
☆朝食で生き生きした一日を始める。
☆夜食や間食をとりすぎないようにする。
☆飲酒はほどほどにする。
(3)主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスをとる
☆多様な食品を組み合わせる。
☆調理方法が偏らないようにする。
☆手作りと外食や加工食品・調理食品をじょうずに組 み合わせる。
(4)ごはんなどの穀類をしっかりとる
☆穀類を毎食とって、糖質からのエネルギー摂取を適正に保つ。
☆日本の気候と風土に通している米などの穀類を利用する。
(5)野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせてとる
☆たっぷり野菜と毎日の果物で、ビタミン、ミネラル、食物 繊維をとる。
☆牛乳・乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウ ムを十分にとる。
(6)食塩や脂肪は控えめにとる
☆塩辛い食品を控えめに(食塩は1日10グラム未満)。
☆脂肪のとりすぎをやめ、動物、植物、魚の脂肪をバラン スよくとる。
☆栄養成分表示を見て、食品や外食を選ぶ習慣を身に つける。
(7)適正体重を知り、日々の活動に見合った食事をとる
☆太ってきたかなと感じたら、体重を量る。
☆ふだんから意識してからだを動かすようにする。
☆美しさは健康から。
無理な減量はやめる。
☆しっかり噛んで、ゆっくり食べる。
(8)食文化や地域の産物を生かし、ときには新しい料理もとる
☆地域の産物や旬の素材を使うとともに、行事食を取り入れながら自然の恵みや四季の変化を楽しむ。
☆食文化をたいせつにして、日々の食生活に生かす。
☆食材に関する知識や料理技術を身につける。
☆ときには新しい料理を作ってみる。
(9)調理や保存をじょうずにして、無駄や廃棄を少なくする
☆買いすぎ、作りすぎに注意し、食べ残しのない適量を心がける。
☆賞味期限や消費期限を考えて利用する。
☆定期的に冷蔵庫の中身や家庭内の食材を点検し、献立を工夫して食べる。
(10)自分の食生活を見直す
☆自分の健康目標を作り、食生活を点検する習慣をもつ。
☆家族や仲間と、食生活を考えたり、話し合ったりする。
☆学校や家庭で食生活の正しい理解や望ましい習慣を身につける。
☆子どものころから、食生活をたいせつにする。
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