「自立して健康に暮らせる寿命」をめざす
先に日本人の平均余命が世界一記録を更新中であると紹介しました。
しかし、近年、世界的な関心を集めているのは、寝たきりや痴呆といった「介護を必要とする状態」になる前の「自立して健康に暮らせる寿命」です。
この新しい指標は平均余命(寿命)などと区別して、「健康寿命」と呼ばれています。
平成12(2000)年4月、厚生省(翌年からは厚生労働省)は「すべての国民が健康で明るく元気に生活できる社会」の実現をはかるために、働き盛り世代の死亡率を減少させ、痴呆や寝たきりにならない状態で生活できる期間(健康寿命)をできるだけ延ばすことなどを目標に、個人と社会が力を合わせて推進する国民健康運動「健康日本21計画」をスタートさせました。
それに先がけて(平成11年)、厚生省研究班は国民生活調査などから、初めて日本人の「健康寿命」を試算しました。
その結果、65歳の健康寿命の全国平均は男性で15.1年でした。
この年齢の平均余命は21.2年(86.2歳まで長寿可能)とされていましたから、差し引き1.6年が要介護期間となります。
これが女性では65歳の健康寿命の全国平均が18.4年。
この年齢の平均余命は21.2年(86.2歳まで長寿可能)ですから、要介護期間は2.8年ということになります。
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