「死ぬときいちばん元気」になる
私は、食とサプリメント、またエクササイズの勉強してきて、「あっ、これはいいな!」と感じたのは、代謝を正常にするための「健康支援科ビタミン外来」です。
このビタミン外来についてわかったことは、
継続していればどんなに高齢でも、たとえ病気をもっていても、時間はかかりますが代謝は必ず改善する(健康になる)ということでした。
最初はまったく効果が現れなかった人でも、黙々と実践し一年二年と経過していくうち、徐々に結果が現れ、最終的には加速度的に代謝が改善されていくのです。
そしてこれは、まさにビジネスでいう「成功曲線」に一致しているように思いました。
成功曲線とは最初はじりじりとしか上向かず、やがて加速度的に上昇する曲線のことで、ビジネスなどで成功を収めた人や、成功しつつある人が体感している一つの真理です。
これは、ビジネスにおける真理だけでなく、健康づくりにおいても、どうやら当てはまるようです。
この成功曲線を理解しておけば、実行したりしなかったり、また自暴自棄になることなく、自信をもって死ぬまで健康づくりを実践し続けることができるようになるのです。
また、これを理解しておくことは、人生の最大目標である、生きがいの追求にもプラスになると思います。
この成功曲線には、成功する理由と、成功できない理由といった二つの真理が隠されています。
成功する理由は、なにごとにおいてもそうですが、最初からうまくいくことはほとんどなく、失敗の連続でなかなかよい結果は得られません。
しかし、その失敗の連続から、試行錯誤の末に成功への糸口を見つけるのです。
成功している人は、必ず失敗を経験しています。
失敗した数だけ、うまくいく方法を考え、実践し、それを継続させて成功にたどりつけたのです。
成功できない理由ですが、これには二つの原因が考えられます。
その一つは、まず目標が定まっていなければ成功することはないということです。
これは、健康づくりにも同じことがいえます。
目標をもたずに毎日なにもせず少しずつ悪くなっていくのと、目標をもって毎日こつこつと健康づくりをして少しずつよくなっていくのでは、5年後、10年後にどれだけの差が出るかば、火を見るより明らかです。
なにも意識せずに偶然成功を手に入れることはできないのです。
もう一つは、せっかく立てた目標をあきらめてしまうことです。
その最大の理由は、成功に至るまでの道のりが、最初はゆっくりとしか上向かない曲線だということにあります。
努力の成果がはとんど感じられないために、めげることになりあきらめやすくなるのです。
やったりやらなかったりで成功を手に入れた人はいません。
それと同じように、健康づくりも毎日実践してはじめて、健康を維持増進できるようになるのです。
の成功曲線に乗ることができれば、食べたものをエネルギーに換える「エネルギー代謝」、古い細胞を生まれ変わらせる「新陳代謝」など、代謝一つひとつを促進でき、理論上「死ぬときいちばん元気」になれるのです。
健康寿命を延ばして、歩いて天国に行きましよう!
日本は、めざましい速度で世界1位の最長寿国となりましたが、高齢者が増えるとともに生活習慣病や寝たきり、痴呆などが急増しているという現実もあります。
単なる寿命の長さだけでは意味はなく、その質(QOL − クオリティ・オブ・ライフ)が意識され、どうすれば総合的に健康で充実した人生を死の間際まで維持できるかを考えなければならなくなったのは、必然ともいえます。
このような流れのなかで、特に21世紀になってから、重要視されるようになってきたのが「健康寿命」です。
人生50年といわれていた時代には、いかに長く生きるかということがテーマでした。
しかし、人生80年の時代となったいま、元気で活動的に暮らせる時間の長さの指標となる健康寿命を、いかに延長するかが新しい課題となったのです。
この健康寿命の延長という目標に対し、国は1995年6月の厚生統計協議会で、日常生活動作(ADL:Acttivities of Daily Living)、つまり、人が独立して生活するために必要な日常の基本的動作群を具体化させました。
その動作とは、起居・移動動作については、「寝返り」「起き上がり」「立ち上がり」「車椅子での移動」「杖や歩行器を使用しての歩行」「独立歩行など」ができるかどうか、
また身の回りの動作では、「食事」「排泄」「整容(身だしなみを整える)」「更衣(衣服の着脱)」「入浴」などがその指標となっています(厚生統計協議会は旧厚生省組織令第94条の規程により置かれた審議会)。
これらは、現在の介護保険制度においても、その根幹を支えている指標となっています。
もちろん、前記したのは基本的な動作の最低条件であり、私が考える、または目指すべき健康「死ぬときいちばん元気」「歩いて天国に行こう」とは、やや方向性が違いますが、本質は同じだと思います。
では、世界の平均「健康年齢」がどうなっているかというと、
- 第1位:日本 − 74.55歳
- 第2位:オーストラリア − 73.2歳
- 第3位:フランス − 73.1歳
- 第4位:スウェーデン − 73.0歳
- 第5位:イタリア − 72.7歳
(WHO調べ/191ヶ国対象)
となっており、これまた日本は堂々の第1位です。
日本だけを抜粋して男女別で見ると、女性は77.2歳、男性が71.9歳。
これを厚生労働省が2000年にまとめた簡易生命表の平均寿命と比べてみると、女性朗84.62歳、男性77.64歳ですから、
単純に引き算をすると、女性は7.42年、男性は5.74年も病院への入退院をくり返したり、寝たきりになるなど、生きがいのある日常生活を過ごせない、ただ「生かされている」状況になっているのです。
女性で約7年半、男性で約6年です……。
このあいだ、生きがいもなく、ただズルズルと死を待っているだけの時間を過ごすのは辛いことです。
だからこそ、寿命と健康年齢の差を少しでもなくすこと、いや健康年齢が寿命を超えるよう指導することが、医療従事者の目的であり皆さんにも目指していただきたいことなのです。
ちなみに健康年齢が最も短い上位3回を列記してみますと、
- 第1位:シエラレオネ− 25.9歳
- 第2位:ニジェール − 29.1歳
- 第3位:マラウイ − 29.4歳
となっており、これらの国はすべてアフリカです。
そのおもな要因は、内戦とエイズが原因といわれています。
もちろん平均寿命も短いことでしょう。
私たち日本人は本当に恵まれているのです。
食生活、衛生、治安、医療など、あらゆる安定によって長寿を手にし、次の高次元へとさしかかっているのです。
しかし、恵まれすぎた結果として、足腰が弱り、肥満や生活習慣病が増え、生命寿命と健康年齢の差が大きくなってしまったというのでは、意味がありません。
老後が存在する動物は、人間だけです。
特に女性は、生殖機能を失ってから30〜40年も生きる稀有な存在です。
通常の生物は、受精した瞬間か、生殖機能を失うと死んでしまいます。
ということは、人間の老後には、なんらかの生物学上の役割があると考えられるのではないでしょうか。
老後の役割をきちんと創造し、お年寄りの生きがいの追求のお手伝いをすることは、高齢化社会を豊かな社会にしていくうえで、最も重要な課題といえます。
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