病者、高齢者向けの特別用途食品もある
平成13(2001)年4月、新たな保健機能食品制度の創設に伴い、従来からの特定保健用食品に加えて、栄養成分の表示ができる栄養機能食品という分類がなされました。
これによって、特定保健用食品については一定の「健康への効果」を、栄養機能食品については一定の「栄養成分の役割」をそれぞれ表示することができるようになりました。
また、これとは別に健康増進法に定められている特別用途食品の分類もあります。
これは高血圧症や腎臓病患者のためにナトリウムやタンパク質を低減させた病者用食品、栄養について何らかの配慮が必要な乳児用調整粉乳、妊産婦・授乳婦用粉ミルク、高齢者用(そしゃく・えんげ困難者用)食品など、特別の用途に適するという表示を厚生労働大臣が許可した食品をいいます。
特定の「保健の用途」を表示するトクホ
特定保健用食品は、身体の生理機能などに影響を与える保健機能成分を含み、血圧が高め、血糖値が気になる、血中コレステロール値が高め、お腹の調子などが気になる人が、健康の維持・増進、あるいは特定の「保健の用途」のために利用する食品です。
「健康への効果」を表示する場合には、国において個別に生理的機能や特定の保健機能を示す有効性や安全性などに関するEBM(科学的根拠に基づく有効性)に関する審査を受け、許可を受けることが必要になります。
おもな「健康への効果」表示内容(おもな保健機能成分)は、およそ次のとおりです。
○お腹の調子を整える(各種オリゴ糖、ラクチユロース、ポリデキストロース、グアーガム分解物、サイリウム種皮、各種乳酸菌など)
○血圧が高めの人に(ラクトトリペプチド、カゼインドデカ ペプチド、ゲニポシド酸、杜仲茶配糖体など)
○コレステロールが高めの人に(大豆タンパク質、キトサン、低分子化アルギン酸ナトリウムなど)
○食後の血中の中性脂肪を抑える(ジアシルグリセロールなど)
○血糖値が気になる人に(難消化性デキストリン、小麦アルブミン、グァバ葉ポリフェノールなど)
○ミネラルの吸収を助ける(CCM=クエン酸リンゴ酸カルシウム、CPP=カゼインホスホペプチド、ヘム鉄など)
○虫歯の原因になりにくい(パラチノース、マルチトール、キ シリトール、茶ポリフェノールなど)
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