世界中に広がっているスローフード運動
昭和45(1970)年、日本初のファーストフード店であるマクドナルド1号店がオープンしました。
その支店網は全国津々浦々に広がりましたが、全国同一の味、短時間で顧客の注文を消化していく、完全マニュアル化されたアメリカスタイルの調理とサービスぶりは、団塊の世代を中心とする日本の若者たちに圧倒的な支持を得たのです。
しかしながら、1986(昭和61)年、首都ローマにマクドナルドの第1号店が開店したときには、これに対してイタリア国内で大きな論議が起こりました。
イタリア北部、ピエモンテ州の小さな町ブラにある「アルチ・ゴーラ」という美食の会で、メンバーの一人がファーストフードから連想して「スローフード」とつぶやいたことから始まり、その翌年、パリで開かれた最初の総会で「スローフード宣言」が採択され、それに伴い会の名称も正式に「スローフード」となりました。
平成13(2001)年に発足した「ニッポン東京スローフード協会」では、
(1)消えつつある郷土料理や質の高い小生産の食品を守る。
(2)質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていく。
(3)子どもたちを含めた消費者全体に、味の教育を進めていく
という3つの基本方針を掲げています。
スローフードは21世紀の食と健康を考えるうえで最も重要なキーワードのひとつとなっています。
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