フコイダン - 免疫力を高めるモズクのヌルヌル成分

フコイダンのがん細胞自滅プログラム
フコイダンは、モズク、コンブ、ワカメなどの海藻が、潮の流れから身を守るために作り出したヌルヌル成分で、海中の微生物に食べられないよう、バリアの役目もしています。
1996年、JFKメディカルセンター、デーリック・デシルバ博士が「海藻のヌルヌル成分のフコイダンが、ガン細胞のアポトーシス(細胞のプログラム死)を起こさせる」という研究を発表しました。
細胞は分裂・分化を繰り返す過程で、あらかじめ「自滅する」ことが遺伝子に組み込まれています。
たとえば、オタマジャクシがカエルになるときに尻尾がとれるなど、すべての細胞は自分の役目を終えると、遺伝子に組み込まれた自滅プログラムにしたがって死ぬのです。
ところが、ガン細胞ではアポトーシス機能が狂って、うまく働かなくなっているのです。
自滅プログラムをオフにしたガン細胞は、際限なく分裂・分化を繰り返し、どんどん増殖することによって、正常な細胞の居場所を侵食し、人間を死に至らしめようとします。
アポトーシスをうながす強力2段攻撃!!
デシルバ博士は、ガン細胞のアポトーシスに働きかける経路は、2つあるとしています。
(1)からだに入ったフコイダンが、ガン細胞に接触すると、細胞膜の表面にあるアポトーシスの自滅スイッチが押される。
ガン細胞の核に自滅プログラム信号が送られて、ガンのDNAが破壊され、ガン細胞が死滅する。
これがフコイダンの第1次攻撃である。
(2)ガン細胞の自滅スイッチを押しても、アポトーシスが作動しないことがある。
そのとき、フコイダンは第2次の直接攻撃をしかける。
ガン細胞の表面に穴をあけて、細胞の中で「パーフォリン」という毒素を発生させ、それによってガンのDNAが破壊される。
ガン細胞のみが自滅、正常細胞は無傷
日本でも三重大学の天野秀臣教授、田口寛教授らの共同研究で、フコイダンのガン細胞に対するアポトーシス効果が明らかにされています。
メカブのフコイダン1種類、モズクのフコイダン2種類を溶かした生理的食塩水を、ヒトのガン細胞が入った培養液に加えたところ、だんだんガン細胞の輪郭が崩れ始め、24時間でほとんどのガン細胞が自滅しました。
フコイダンのアポトーシスを起動させる働きは、ガン細胞を自滅させる場合のみに限られており、正常細胞にはアポトーシスが起こらないという点が、理想的なガン退治法といえます。
数年前から、胃潰瘍や胃ガン発生の原因のひとつとされる、ピロリ菌(ヘリコバクダー・ピロリ)の除菌が話題になっています。
このピロリ菌は一度感染すると、強力な除菌をしない限り、一生胃の中に棲みつくおそれがある、とてもやっかいな病原菌なのです。
ピロリ菌を吸収し、押し流すウコイダン効果

ヌルヌル成分であるフコイダンは、多糖体と呼ばれる、たくさんの糖同士が分子レベルで統合したものですが、とくに人間の胃の粘膜となじみやすい特徴をもっています。
フコイダンは胃に入るとすぐにヌルヌルパワーを発揮して、胃の表面に浸透して粘膜を保護します。
同時に、フコイダンがもつ重要成分の硫酸基が粘膜を刺激して、マクロファージ(大食細胞)の働きを活性化させて、胃潰瘍や慢性胃炎などで生じた、胃粘膜の炎症部分(冒ガンになることもある)を修復します。
さらに、胃の中のピロリ菌をフコイダンの硫酸基に吸着して、小腸、大腸へと押し流す、強力な除菌作用があります。
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