パパイヤ酵素 − 動脈硬化の予防、消化促進、整腸作用
ビタミンC補給には1日半個でクリア

パパイヤはメキシコからコスタリカにかけて、中南米を原産とするパパイヤ科の果樹で、木によって雌雄があります。
ハワイ種のパパイヤは高さ20メートル、果実は楕円形で直径約15センチメートルですが、それを品種改良したマレー種は高さ5メートルと低木で、果実は直径20センチメートルに達するものがあります。
世界各地の熱帯や亜熱帯で広く栽培されており、わが国では千葉県館山市のハウス栽培をはじめ、九州、沖縄地方などで栽培されています。
甘く熟した実はトロピカルフルーツの代表格ともいわれ、果肉は黄色やサーモンピンクでやわらかく多汁、中に小豆ほどの黒い種子があります。
とくにビタミンCが果物の中ではイチゴ、キウイフルーツに次いで多く含まれており、中型のパパイヤ半個分を食べれば約80ミリグラムのビタミンCがとれるので、1日の所要量(50ミリグラム)を軽くクリアできます。
肉を柔らかく分解し、消化もよくなる
このほか、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸など有機酸が豊富で、疲労回復に大きな効果があります。
果物には比較的少ないカロテンが100ミリグラム中85マイクログラムも含まれています。
食物繊維の一種であるペクチンも多く、整腸作用、便秘の解消に効果があります。
パパイヤの最大の特色は、何種類もの消化酵素を豊富に含んでいることです。
代表的なパパイヤの消化酵素は、果実や葉にも含まれるタンパク分解酵素のパパインです。
パパイヤが自生する南方地域では、肉料理に果汁をかけたり、果肉を付け合わせに食べていました。
そうすることで肉がやわらかくなり、消化もよくなることを長い経験を通して知っていたのです。
血栓をつきにくくして動脈硬化を防ぐ
サプリメントとしてのパパイン(酵素)は、熟していない青パパイヤ(果実)の乳液から結晶として得られるものです。
パパイヤ酵素には、タンパク質、脂質、糖質を分解する複合的な酵素作用がありますが、とくにタンパク質分解にすぐれた働きをするのがパパイン酵素です。
動脈などの血管壁に悪玉(LDL)コレステロールや血栓のもとになるフエプリン(血液の凝固成分)などが付着すると、血管の内腔が狭く細くなり、高血圧、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすリスクファクター(危険因子)となります。
パパイン酵素にはコレステロールやフェプリンなどを分解する働きがあるので、血栓が付着しにくくなり、血管の内径を広く太くして、血液の流れがよくなり、血圧を下げる効果があると考えられます。
また、パパイン酵素は、腸内善玉菌のビフィズス菌を活性化させるほか、腸内に残された未消化タンパク質を分解・排出する機能をもっています。
消化しきれないタンパク質は大腸で腐敗して有毒ガスを発生させたり、ニトロソアミンという発ガン物質に変わりやすいので、大腸内をきれいに掃除することで、肝機能の改善や大腸ガンの予防に大きな効果が期待されます。
キモパパインでの椎間板ヘルニア治療
パパイヤ果実中にパパインとともに存在する酵素に、傷んだ細胞(タンパク質)のみを分解するといわれているキモパパインがあります。
かつて椎間板ヘルニアの治療のために、女子プロゴルフの岡本綾子選手が受けたキモパパイン療法は、キモパパインを椎間板内に注射して椎間板軟骨基質の一部を分解し、ヘルニアによる神経の圧迫を緩和するというものです。
しかし、日本ではまだアナフィラキシーなどの問題から、厚生労働省の認可が得られていません。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップトラックバック(0)
http://yg-away.biz/mt/mt-tb.cgi/1348







