マカ − 精力増強作用、受胎カアップ、ストレス解消

高地で育つマカ
マカはダイコンやカブと同じアブラナ科の宿根草で、原産地は南米ペルーの標高4000メートル級のアンデス山地です。
その栽培の歴史は古く、インカ帝国成立以前の約2000年前から、年間の平均気温は7度以下、冬は常時氷点下という厳しい気候条件の高地で栽培されていました。
紀元前1600年ごろと推定される考古学の発掘地域では、原始的な栽培場が発見されています。
インカ帝国の時代には、催淫剤や強壮剤として珍重され、アンデスの民の精力増強、受胎促進に大きな効果をもたらしたといわれています。
カブのようにふくらんだ球根状の塊茎をもつマカの根は、アンデスに住む人々にとって最も高い栄養価のある食べ物として辛さと甘さを抱き合わせた風味があり、新鮮な生のマカはそのまま焼く、蒸すなどの方法で調理し、食卓に欠かせない食べ物とされてきました。
マカの驚異の精力増強パワー − 馬や羊が繁殖能力を取り戻した
乾燥したマカは何年もの長期保存がきくことから、より高度の低い地域でとれるコメ、トウモロコシ、マメなどの穀類との交換がきく貴重な交易資源として扱われました。
乾燥させたマカは保存食として利用され、ドロドロになるまで煮込んでマカ粥にするなどの食習慣が、アンデスの人々の栄養補給源として、その生活と健康を支えてきました。
このほか、マカチチヤと呼ばれる甘くて芳しい発酵飲料の原料にもなっています。
ペルーなどの南米一帯を征一服したスペイン人は、ヨーロッパからウマやヒツジなど彼らの家畜を多数持ち込みましたが、ペルー高地での環境に適応できず、あまり子どもを産むことができませんでした。
しかし、アンデス先住民の勧めでマカを餌として食べさせたところ、次々に妊娠・出産する家畜が増えたといいます。
200年前のスペイン統治時代には、家畜の繁殖能力増強のために、アンデスの村に9トンものマカを供出するよう命じた記録が残っています。
ステロールの免疫機能調整作用に注目
マカには豊富な炭水化物、タンパク質、食物繊維、脂肪、必須アミノ酸、鉄分、カルシウム、リノール酸、リノレン酸、パルミチル酸などの不飽和脂肪酸、さらには植物油脂に含まれる植物ステロールも多く、
コメやムギ、トウモロコシにも劣らない栄養成分が含まれています。
植物ステロールには、小腸でのコレステロール吸収を妨げ、血中コレステロール値を低下させる働きがありますが、近年では良性前立腺肥大症を改善する効果や免疫機能調整作用(慢性関節リウマチの症状改善、花粉症などのアレルギー抑制)への応用研究も進んでいます。
スタミナ維持、性機能強化に大きな期待

古くからしばしば「アンデスの高麗人参」とも呼ばれ、南米の強壮剤として名を馳せたマカですが、1961年、ネズミを使った実験でマカの生殖能力増強作用が実証されています。
これまでの化学分析試験では、媚薬効果があることで知られる芳香成分、イソシオシアネートや、性機能増強作用があるといわれるグルコシノレートという成分などが検出されています。
粉状にすりつぶされた乾燥マカは、ペルーや欧米諸国ではスポーツ選手などのスタミナ維持や持久力強化、おもに男性の性機能を向上させるなどの効果が期待されています。
また、女性の月経不順改善(月経周期の正常化、不妊症の治療)、女性ホルモンの減少によるめまい、のぼせ、イライラなど更年期特有の不快症状の軽減への効果が期待されています。
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