ヤマブシタケ − 高い抗がん作用、ボケ防止効果に期待

ヤマブシタケは日本では数が少ないサンゴバリタケ科のキノコで、クヌギ、クルミ、シイなど広葉樹の樹幹や切り株に自生しています。
ウサギが長い耳を垂らしたような形をした子実体の中央部から先端部分は針状になっており、さらに針の表面には胞子が垂れ下がって見えます。
中国では猥頭荘(ホウトウクウ)と呼ばれ、昔から食用にされていたようです。
薬効が紹介されたのはつい最近のことで、1978年に刊行された『中国薬用真菌』には「消化不良や胃潰瘍、神経衰弱、身体虚弱に効く薬用・食用キノコ」と記述されています。
ヤマブシタケの和名が登場したのは、大正時代のことなのだそうです。
山伏は山野を駆けめぐる修験者ですが、彼らが着る鈴懸衣の前後に渡した結袈裟にある「丸い飾り」が、キノコの形によく似ているところから、当時の薬草研究者・白井光太郎が命名したということです。
抗がん効果やボケ防止効果が期待される

薬用キノコ類に多く含まれるβ−Dグルカンは、これまでの臨床研究でも高い抗ガン作用が確認されていますが、
ヤマブシタケに含まれる5種類のβ−Dグルカンのうち、ガラクトキシログルカン、マンノグルコキシランはヤマブシタケだけに含まれている成分で、際立って高い抗ガン効果を示しています。
また、脳細胞の老化がもたらすアルツハイマー型痴呆症の進行を遅らせ、神経細胞成長因子の生成を促進するヘリセノン、エリナシンという物質が含まれることが判明し、ヤマブシタケのボケを予防する働きが期待されています。
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