霊芝 − 虚血性、心疾患の予防、ガン細胞の増殖抑制

漢方の生薬名である霊芝は、万年茸(マンネンタケ)の和名をもつ担子菌類サルノコシカケ科マンネンタケ属のキノコです。
クヌギ、コナラ、ウメなど広葉落葉樹の枯れ木、古木などに生えるキノコで、笠の色は赤褐色か淡褐色、笠の裏側は黄白色で無数の小穴があります。
笠と柄は乾燥するとそのまま長期保存ができることから、万年茸の名がついたといわれています。
古代中国では宮中に霊芝を生じると、「天下泰平のしるし」と喜び、瑞兆を視う宴を催したということです。
中国の薬草書『本草綱目』では、笠の色から赤芝・青芝・黄芝・白芝・黒芝・紫芝の6種類をあげ、「久しく食すれば、身を軽くして老いず、年を伸ばして神仙となる」と記し、
漢方生薬の中でも最高の「上薬」に位置づけています。
免疫細胞を活性化してガンを押さえ込む
霊芝が発揮するすぐれた効果は、多くの病院や研究機関の動物実験、臨床試験によって明らかにされつつあります。
中医学(中国の伝統医学)でいう療血(血流の滞り、粘性の血液)を改善する霊芝の働きは、冠動脈の血流改善、コレステロール値の低下、血栓の形成予防、高血圧の改善など、虚血性(血管が詰まり、血液が流れない)心臓病への効果を示しています。
ガン治療への研究も進められており、霊芝に含まれるβ−Dグルカンなどの成分に、抗ガン剤のようにガン細胞を直接攻撃するのではなく、
生体の免疫システムを強化し、マクロファージ(大食細胞)など免疫細胞を活性化させて、ガン増殖を抑え込む効果が期待されています。
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