カプサイシン − 脂肪燃焼の促進、肥満の改善効果
トウガラシを食べると熱くなり、汗をかく

1846年、英国の化学者がトウガラシ(唐辛子)の種子やめしべの一部に含まれる強烈な辛味成分の結晶化に成功し、カブサイシンと名づけました。
南アメリカ原産、ナス科一年草のトウガラシは、熱帯から亜熱帯にかけて分布していますが、日本には江戸時代に中国から伝えられ、その後、「七味唐辛子」として広く愛用されるようになりました。
また、調味料としては中華料理のラー油、イタリア料理のタバスコ、韓国の漬物キムチなどに用いられています。
トウガラシを食べると、からだがカッカと熱くなり、汗をかくという(味覚性発汗)体験からもわかるように、カブサイシンには体内のエネルギー代謝を促進し、皮膚温を上昇させて全身の血液循環をよくする働きがあります。
しかも、運動による発汗(エネルギー代謝・放熱)とは異なり、カプサイシンには食べるとすぐに発汗をうながす即効性があるのです。
エネルギー代謝を活発にして、肥満を改善する
小腸から吸収されたカブサイシンは、血液中に入ると、副腎皮質に働きかけてノルアドレナリン、アドレナリンなどのホルモンを盛んに分泌させます。

すると、これがエネルギーの代謝を活発にして、肝臓や筋肉中のグリコーゲンの分解をうながすとともに、体内に備蓄され皮下脂肪が燃焼されるように働くので、その結果として肥満の改善にも役に立ちます。
日本でおなじみの「鷹の爪(赤トウガラシ)」は、ぬか床に入れたり(風味づけ・殺菌)、米びつに貼る(防虫効果)など、古くからその強力な殺菌・防虫効果も利用されてきました。
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