ギムネマ・シルベスタ − 肥満防止、糖尿病の予防
ギムネマの不思議な作用

インド中南部の高原地帯に自生する、ガガイモ科のつる性植物で、学名はギムネマ・シルベスタです。
ヒンズー語では「グルマール(砂糖を壊すもの)」と呼ばれています。
この葉を噛んだ後に砂糖などをなめると、一時的に甘味を感じなくなる特異な作用があります。
インドの伝統医学・アーユルベーダでは糖尿病の治療薬として、また健胃・利尿・強壮作用のある薬草として、2000年以上も前から用いられてきました。
19世紀の半ば、インドに駐在していた英国人将校が、グルマールの甘味を消す不思議な作用について本国に報告したところ、たちまち化学者や生理学者の注目を集めました。
その後、英国の化学者フーパーが、グルマールの葉から甘味を抑制する物質の抽出に成功して、それをギムネマ酸と名づけました。
腸管の糖分吸収を妨げ血糖値の上昇を抑える

近年、ギムネマ酸がトリベルペンを骨格にしたグルクロン酸をもつ配糖体であることが明らかになりました。
甘味だけが一時的に消える理由は、ブドウ糖に似た分子構造のグルクロン酸が舌の甘味を感じる部分に結合して、その感覚を麻痺させるためではないかと考えられます。
また、糖分を吸収する腸管のレセプター(受容体)を、ギムネマ酸が先回りしてブロックすることで、余分な糖分を体外に排出させます。
ギムネマ酸には、食後の腸管での糖分吸収を妨げて、血糖値の上昇を抑える働きがあり、肥満の防止にも大きな効果が期待できます。
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