クマザサエキス − 免疫力の強化、抗ガン作用
古くから万病に効く民間薬として知られている

クマザサはイネ科単子葉類ササ属の植物で、南は鹿児島県の屋久島から北は北海道の原野まで、日本全国に広く自生しています。
やせた土地や高山にあっても、地下茎を縦横に張りめぐらす、強い生命力をもっています。
1〜1.5メートルの背丈で何十本も密生して群生し、葉の幅は約5センチメートルほどの広さがあります。
葉の外側が白く縁どられる(隈どり)ことから「隈笹」と書いたり、冬眠から覚めたクマが好んで食べるので「熊笹」と苦いたりします。
葉を煎じたクマザサ茶が、胃腸病、糖尿病、高血圧、ぜんそく、風邪など、古くから万病に効く民間薬として用いられてきました。
漢方の本場・中国では若さを保つ竹という意味から、クマザサに「箸(じゃく)」という字をあてていました。
また漢方の古典である『本草綱目』には「九孔を利す」とあり、「目・鼻・耳・口・尿口・生殖器・肛門」への薬効が記載されています。
リグニン・パンフォリンに発ガン効果を期待
このようなクマザサエキスの健康効果は、豊富に含まれるタンパク質(遊離アミノ酸)のほか、抗酸化作用のある葉緑素、細胞膜を強化するササ多糖体にあると考えられています。
近年、九州大学の村上浩紀・山藤一雄博士らが行った、ガン予防に関する動物実験では、クマザサの葉から抽出したリグニンという物質に制ガン作用が認められたという報告があります。
また、クマザサに含まれる防腐作用をつかさどるパンフォリンという多糖類にも、免疫力を増強して、ガン細胞の増殖を抑える、抗ガン作用が期待されています。
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