ノコギリヤシエキス − 前立腺肥大の効果が期待される
北米ネイティブアメリカンが食べていた強壮効果の実

ノコギリヤシは北米原産のヤシ科シュロ属の低木で、ギザギザしたノコギリ状の葉をつけ秋には濃赤色の実をつけます。
ノコギリヤシの果実は北米ネイティブアメリカンの食用として、また男性の強壮、利尿、鎮静効果のある民間薬として用いられてきました。
唱歌「郁子の実」で知られるヤシは、ココナッツの実をつけるココヤシのことで、ノコギリヤシとは異なる種類のものです。
19世紀には移民を通じてヨーロッパに伝えられ、強壮効果のあるハーブとして一般家庭にも広まりました。
しかし、その医学効果が取り上げられるようになったのは、ごく最近のことです。
1990年、フランスのシャンポール博士による「前立腺肥大症に特異的な効き目がある」という報告が、とくにヨーロッパ医学界の注目を集めました。
現在、このエキス成分はドイツ、フランスなどで医薬品に使われています。
前立腺を肥大させる酵素の働きを抑制
前立腺は膜胱の下、尿道のすぐそばにあるクルミ大の腺組織ですが、中年期以降には男性ホルモンに変化があらわれ、夜間頻尿、尿が出にくくなるなど、前立腺肥大症を起こしやすくなります。
前立腺が肥大すると5α−リダクターゼという酵素が分泌され、ジヒドロテストステロン(DHT)を作り出すので、さらに前立腺を肥大させるという悪循環に陥ってしまうのです。
5α−リダクターゼは皮脂腺にも存在して発毛や育毛を妨げる働きがあるので、この酵素が多く分泌されると脱毛症の原因にもなります。
ノコギリヤシにはこの酵素の働きを抑え、前立腺肥大症を緩和する働きが期待されます。
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