ビール酵母 − 疲労回復作用、免疫機能の活性化
醗酵で作られた麦汁の栄養成分がたっぷり

酵母とは糖分に作用して、アルコールと炭酸ガスに分解する発酵菌のことで、みそ、醤油、パン、アルコール飲料などの発酵食品は、この酵母の働きを利用して作られています。
ビールの歴史は古く、紀元前3000年ごろ、メソポタミア平原でシュメール人が栽培した麦から麦芽を作り、それをパンに加えて発酵させ、ビールを作っていた記録が残っています。
ビールに使われる酵母は、パン酵母と同じサッカロミセス属の仲間です。
アルコールと炭酸ガスの飲み物であるビールは、オオムギの麦芽を煮て作った麦汁に、ホップとビール酵母を加え、アルコール発酵させて作ります。
発酵した麦汁は瓶詰めする段階で濾過されますが、下に沈殿したビール酵母は麦汁の栄養成分をたっぷり含んでいます。
豊富なビタミンB群が疲労回復に効く
数ある酵母の中でも、とくにすぐれた効果が期待されるビール酵母には、
タンパク質、ビタミンB群、食物繊維、核酸をはじめ、各種の消化酵素(マルターゼ、ラクターゼ、アミラーゼなど)、酵母や藍藻に多いグルタチオン、β−Dグルカンなどの有効成分が豊富に含まれます。
細胞の新陳代謝に欠かせないビタミンB群は、エネルギーの供給、疲労回復などにすぐれた働きをします。
抗酸化アミノ酸とも呼ばれるグルタチオンには肌の老化を防ぐ働きが、
β−Dグルカンは免疫機能を活性化して病気にかかりにくくする働きが期待されます。
最近では、ビール酵母に発ガン抑制作用がある、高血圧の改善に有効であるなどの報告もあります。
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