月見草オイル − PMS、アトピー性皮膚炎の予防・改善
鬱症状という名の悪魔を追い払うハーブ

月見草はアカバナ科に属する北米原産の二年草で、正式名称はオオマツヨイグサ、欧米ではイブニング・プリムローズといい、薬用植物として扱われています。
夕刻に黄色の花を咲かせ、翌朝にはしぼむことから月見草と呼ばれて米東部海岸地域の先住民は1000年以上も前から、おできや外傷、咳や痛み止めの治療に用いてきました。
これが17世紀のヨーロッパに伝えられると、「王様の万能薬」と呼ばれて、珍重されるようになりました。
月見草の種子には体内では合成できない不飽和脂肪酸、つまり食物からとるべき必須脂肪酸であるリノール酸、γ−リノレン酸が豊富に含まれています。
リノール酸を多く含む植物油は、サフラワー油(紅花油)、ヒマワリ油、ダイズ油、綿実油などがありますが、月見草の種子オイルにはそれらにはないγ−リノレン酸が仝脂肪酸の7.5パーセントを占めています。
プロスタグランディンを作るγ−リノレン酸
γ−リノレン酸は、プロスタグランディン(生理活性物質)を産生する原料になります。
プロスタグランディンは血圧を下げる、血小板の凝集を抑制する、気管支を拡張する、子宮を収縮する、腸管の揺動を高めるなどの生理活性を調整しています。
プロスタグランディンの減少はホルモンのバランスに変調をきたして、女性ではPMS(月経前症候群=イライラ感、頭痛)を引き起こすほか、アトピー性皮膚炎を発症しやすくなります。
ただし、γ−リノレン酸は酸化されやすいので、抗酸化作用のあるビタミンE・Cなどと一緒にとりたいものです。
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