高麗ニンジン − 免疫力改善、疲労回復、冷え性に効く

コウライ(高麗)ニンジンは、中国東北部から朝鮮半島にかけて自生するウコギ科の多年草で、朝鮮ニンジンともいいます。
日本では徳川時代、時の8代将軍・徳川吉宗が日光の御薬園で採取した御種(ニンジンの根)を諸大名に配りその栽培を奨励したことから、オタネニンジンと呼ばれるようになりました。
親の労咳(結核)の薬にと、身を売って高価なオタネニンジンを手に入れた娘の話も伝えられています。
中国の医書『神農本草経』では、コウライニンジンを高いランクの上薬(生薬)と位置づけ、「五臓を養い……、久しく服すれば身を軽くして、長寿延年す」とそのすぐれた効能を記述しています。
五臓の働き、つまり中医学でいう心・肺・肝・腎・脾の諸作用を円滑にして、その機能を活発にするだけでなく、長く服用すれば長寿・延命が約束されるというわけです。
ストレス耐性を高めるジンノセサイドの働き
ジンノセサイド(サポニンの一種)というコウライニンジン特有の成分には、大脳の働きを鎮める鎮静作用がある反面、体細胞や臓器の働きを活発にする興奮作用があります。
この全く逆の効果を同時に併せ持つジンノセサイドの働きが、さまざまな心身症、不定愁訴症候群(全身の倦怠感、イライラ感)に悩む現代人のストレス耐性、病気に対する抵抗力を高めます。
コウライニンジンには、ジンノセサイド以外にもインスリンの働きを高める物質(アデノシン、ピログルタミン酸)や、血管を弛緩させる物質(AFG)も含まれており、糖尿病の予防、冷え性の改善への効果が期待されています。
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