脳のエネルギー補給、疲労物質の分解
最初に発見されたビタミンはB1だった
実はビタミンの中でも、いちばん最初に発見されたビタミンは別でした。
1910(明治43)年、精米時に捨てられる米ぬかに脚気を防ぐ成分を発見した東京帝国大学教授の鈴木梅太郎は、これをアベリ酸と命名(翌々年にオリザニンと改名)しました。
これが後にビタミンB1と呼ばれるようになった成分です。
その後、アメリカの生化学者らが牛乳、バター、肝油など油脂分の中にも有効成分(不可欠因子)を発見し、先のオリザニンを含むこれら未知の成分を、「脂溶性A」、「水溶性B」と名づけました。
さらに1918(大正7)年、アメリカのL・B・メンデルらがオレンジの酸性水溶性エキスの中に壊血病を防ぐ成分を発見し、翌年、それをイギリスのJ・C・ドラモンドが「水溶性C」と命名するとともに、これらの栄養成分を「ビタミン」と総称し、それぞれA・B・Cと呼ぶことを提案しました。
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