疲労物質の乳酸をエネルギーに転換する
ビタミンB1(チアミン)は「疲労回復のビタミン」と呼ばれています。
エネルギーを生み出す糖質代謝(砂糖やデンプンなど糖質を分解・吸収して、エネルギーに変換する)にかかわる酵素の化学反応を補う補酵素として働き、
成長の促進、心臓の機能の安定、中枢神経・末梢神経の正常化、消化液の分泌、食欲の増進などをうながしています。
とくに脳を働かせるエネルギーはブドウ糖ですが、これをエネルギーとして利用するためには、ビタミンBlが不可欠なのです。
ビタミンB1が不足すると脳にエネルギー(ブドウ糖)が充分供給されなくなり、一時的な脳の低血糖状態から急に眠気を催したり、脳からの指令で動く末梢神経の働きが悪くなって、足のしびれや運動能力が低下することがあります。
エネルギーを作り出す過程でできる乳酸は、肝臓や腎臓に運ばれてブドウ糖に転換され、エネルギーとして使われます。
しかし、ビタミンB1が不足するとブドウ糖への転換がはかれず、乳酸はそのまま蓄積されて疲労物質となりも全身のだるさや脚気症状などの原因になります。
近年、ビタミンB1に脳内の神経伝達物質を正常に保つ働きがあるとの報告があり、アルツハイマー病の予防や治療にも効果があるのではないかとの期待も高まっています。
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